きら星のクリスマス


そんなことを考えながら、ポストの中を覗いた。




「……あれ、封筒だ。」





そこには1通の封筒が入っていた。




淡いピンクの封筒。何も書かれていないけど、何かが入っていることが分かるくらい重い。





「……鍵?」





その封筒の中には、銀色の小さな鍵と、さっきと同じ字で書かれた便箋が入っていた。





『次はこの鍵を持って、サークルの会議室に来てください。』





「……何これ?」





さっきから命令されてばっかりなんだけど……。





しかもクリスマスに大学?




今日は休みなのに?





……どうしよう?


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