きら星のクリスマス


「美織さん。美織さん。家につきましたよ?」




「うーん……」




美織さんの部屋の前。鍵を出してもらうために、美織さんを起こしてみるが、起きそうにない。





「鍵はどこですか?」





「うーん……」




……仕方ないなぁ。




「カバン、探しますよ?」




一応声をかけてから、美織さんのカバンを開けた。





「……えーと、これかな。」




案外鍵はすぐに見つかった。




……あれ?





でも、こんなにすんなり部屋に入っちゃっていいのかな?





……うん。でも、仕方ない。




美織さんに風邪を引かせるわけにはいかないし。




「お邪魔しまーす。」




とりあえず、入ってみることにした。



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