きら星のクリスマス


「……クリスマスか。」





美織さんと過ごすことができればと思ってたけど……。





無理そうだなぁ……。





「ん……雪斗。」





「はいっ!」





……びっくりした。寝言か……。





「……寝言で僕の名前を呼ぶってことは少しは可能性があるのかな?」





……諦めるわけにはいかない。






「……そうだ!クリスマスを上手く利用しよう。」





僕は悪いとは思いながらも、近くにあった封筒と便箋を数枚もらって、文章を綴った。





美織さんにとっても、僕にとっても素敵なクリスマスになるように。


< 55 / 67 >

この作品をシェア

pagetop