きら星のクリスマス
~25日 朝~
「沙希先輩!美織さんの指のサイズって何号ですか?」
「あんた、いきなり電話してきて何でそんなこと……ていうか、美織さんって。」
「いいから教えてください!」
もっと早く動いておけばよかった。
「……はぁ。確か6号だったと思うけど?」
「ありがとうございます!」
「何を考えてるのか知らないけど、ちゃんと考えたの?勢いじゃないのね?」
「はい。美織さんにまっすぐ気持ちを伝えたいんです。」
「……分かった。あ、でも、今度何かおごってね。」
「……分かりました。」
何をお願いされるんだろ。怖いな……
でも今はそれよりクリスマスプレゼントだった。
美織さんが起きる前にスタンバイしないと。