きら星のクリスマス
クリスマスプレゼントをあなたに
「……雪斗。」
私は慌てて涙を拭った。
「……雪斗だったの?このプレゼント。」
「はい!ちなみに昨日、美織さんを部屋まで送っていたのも僕です。」
「そうなんだ……」
……雪斗がいろいろしてくれたんだ。
あ、私の部屋、汚くなかったかな?……て、今はそんなこといいのか。
「てっきり僕の手紙だって気づいてくれたと思ったんですけど。」
「ごめん。気づかなかったよ。」
「ははっ。美織さんらしいです。」
雪斗はそう言って、私に近づき、私が握りしめていた木箱を手に取った。