きら星のクリスマス

「あ、そういえば、僕ってまだ美織さんからクリスマスプレゼントもらってないですね。」





大学からの帰り道。





誰もいない道を、美織さんと手をつなぎながら歩いている。






「あ、本当だ。急だったから何も用意してない……。何でも言って?用意するから。」






隣で笑う美織さんが僕の彼女……未だに信じられない。





幸せだなぁ……。





「何でもいいんですかぁ?」





「あ、うん。でも、あんまり高いものはダメだよ?」





「じゃあ……」





僕は美織さんの耳元に口を寄せた。





「……美織さんが欲しいなぁ。」





「なっ……そ、それは……もうちょっと待ってください。」






……僕の言葉に顔を真っ赤にさせる大好きな彼女。








……サンタさん。素敵なクリスマスプレゼントをありがとう。





一生、大事にしますね!





~終~
 

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