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「ま、零ちゃんは『絶対零度の生徒会長』だからなぁ。」
「俺はそんな名前ではない。」
「ま、これは異名ってやつだな。
他にも『人間ブリザード』、『体の99%は眼鏡』、『最近は育毛剤を買っている男』とかな。」
軽く言う悠に殺気を漂わせた。
「悠、死にたくないのならば話合いを始めることを勧める。」
俺の顔を見たのか機械のように悠は『ワカリマシタ。』と返事をした。
そんなこんなで、話はなんとか進み文化祭前日を迎えた。
美羽side
文化祭前日・・・。
「み、皆さん!大変です!!」
私は勢いよく生徒会室のドアを開けた。
「そんなに急いでどうしたの、美羽?」
首を傾げている上野さんに向かって私は状況を伝える。