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こんなこと誰かにしてもらったことがなくてパニックになる。


でも、会長が私の血を吸っている姿は不謹慎だけどカッコいい・・・と思ってしまった。




「これで、血は止まったと思うが念のために保健室で見てもらったほうがいい。」




会長が私を気遣って声をかけてくれる。


でも、私は衝撃的すぎる行動に何も言えずにいた。




「白木君、聞いているか?」




会長が私の顔を覗き込む。


目の前に会長の顔が来てやっと私は動き出した。




「は、はい!お手を煩わせてしまってすみません!!」




私は半ば叫ぶように言い、会長の顔も見ずに被服室を抜け出した。




ど、どうしよう・・・。

もう、会長の顔が見れない!




そんなことを思いながら私は保健室へと続く道を走っていた。


すれ違う人が二度見する程に私の顔は赤くなっていた。






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