Photograph
「おい、零ちゃん。その言い方はちょっと厳しすぎるんじゃねぇか。」
「そうよ。私の美羽に何、言ってんのよ!」
この光景を見ていた副会長、山田 悠と会計の上野 理沙が口を挟んでくる。
「五月蝿い。悠・・・ちゃん付けはいつも止めろと言っているだろう。
それに、俺は間違ったことは言っていない。」
俺が一言ピシャリと言うと二人は何を言っても無駄だと悟ったのかこの原因を作った白木君を慰めに行った。
俺の何処が間違っている?
写真など・・・たいして役に立たないものを生徒会企画として上げるわけにはいかない。
そうだ、俺はこのままでいい・・・。
そう思っていた。
あの時までは・・・・・・。