Photograph
「これ、どうしてここに・・・?」
衣装は全て生徒会室に持って行ったはずだ。
なのに、どうしてここに一着だけあるんだろうか?
意味が分からずに首を傾げていると、私は好奇心からか辺りに人がいないのを確認してその衣装を着てしまった。
「うわぁ・・・!」
鏡の前まで移動して自分の姿を見てみると、サイズがピッタリでビックリした。
クルクルと回って後ろを確認してみたり動きまわったりしているとガチャっとドアが開く音がした。
「え・・・・・・。」
思わず動きを止めてドアを見ると・・・・・・。
「っ、はっ、はぁっ・・・どうしてこんなところにいるんだ、白木君。」
息を切らした会長がいた。
「か、会長!どうしたんですか!?」
ビックリして駆け寄ると会長は慌てて私から遠ざかった。