Photograph
生徒会の仕事が終わった後、俺は本屋に来ていた。
既に3、4冊の本が俺の手にある。
「確か、最後はこの棚の本であっていたはずだが・・・。」
この辺りで一番大きな本屋に来ていたが為に俺は見事に探すのに手間取っていた。
そして、目当ての本を見つけ手を伸ばしたら・・・。
「「え?」」
俺が買おうとした本を他の客も買おうとしたのか手が重なった。
「あ、すみません!」
勢いよく手を本から離す客。
俺もすみませんと言おうと相手の顔を見た瞬間・・・・・・・・・固まった。
「え、か、会長?」
その顔は毎日と言ってもいいほどに見ていてしかも、今日くだらない企画だと俺が判断し却下した白木君だった。