Photograph
「あのっ、わ、私・・・何も見ていませんから!」
何故か顔を青くしながら後ろに下がっていく白木君。
意味が分からずに首を傾げていると俺はフッと自分が今、持っている本を見た。
そして、今度は俺が顔を青くした。
「こ、これは、違うんだ!」
俺は必死に言うが白木君はより顔を青くするばかりで何も言ってこない。
ついには、白木君はこの場から逃げ出そうと走りだした。
でも、俺は逃げる白木君の手首を咄嗟に掴んだ。
「ひっ!?」
ますます青くなる白木君に俺はどうしたものかと考えた結果・・・・・・。
「・・・・・・す、少し付き合ってくれないか?」