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私がただ自己満足したいためにあの企画書は書いて提出したに過ぎないのだから・・・。


心に何かを残しながら会長に笑顔を見せると会長は少し安心したのか笑った。




「すまない。ありがとう、白木君。」

「・・・・・・。」




少しだけ笑った会長に私は少しドキッとしてしまった。




「どうかしたか?」




不審に思った会長が声をかけてきて私はハッとした。




「い、いえ!何でもありません!!」




私は慌てて返事をすると机に出していた手帳が床に落ちてしまった。




「あ・・・・・・!」




咄嗟に拾おうとしたけどむなしくもただ手を掠めてしまっただけでその反動で中にしまっていたものが出てきてしまった。


床に散らばってしまったものを急いで拾い集めると横から手が伸びてきた。




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