冷たい雪に甘いキスを…

『…どうしてここにつれてきてくれたの?』

華が不思議そうに尋ねた。


…俺も、わからない。

なぜだかわからないけど、ここにきたかった。華と、一緒に。


あの時の思い出を忘れた訳じゃない。寧ろ、時間が過ぎる度に美しくなっていた。

でも、今の俺はもうあのころとは違う。
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