冷たい雪に甘いキスを…

上手く言葉が出て来なかった。


さっきまでの気持ちが薄れてきて、俺は今どうすればいいか分からなかった。

「じゃあね。」


華は再びあの笑顔を見せて、その箱を俺の目の前の玄関の前に置き、去っていった。

俺はしばらくそこに立ち尽くしていた。


目の前に置かれた箱を見つめながら。
< 455 / 601 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop