冷たい雪に甘いキスを…

好きということ


気のない返事を返し、俺は再び前を向き直す。

白菜と豚肉を冷蔵庫から取り出して、包丁で切っていく。

今日は鍋を作るつもりだ。


「あらぁ、なによ。久しぶりなのに、もっと愛想よくしたら?ほんと可愛くないわねぇ。」


別に、あんたに可愛いとか可愛くないとか思われたくないからな。

俺は黙って手を動かし続ける…。
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