冷たい雪に甘いキスを…

「おばさんが、俺と会いたくないしここに来たくない事も、わかってるから。」

俺はキッチンに戻るためにおばさんに背を向けながら続ける。


「無理してまで来なくてもいいよ。向こうの家族がいるんだろ。」

背中に、指すようなおばさんの視線が突き刺さる。


「あーそうね!わかったよ!もうこないから!」
< 464 / 601 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop