冷たい雪に甘いキスを…

「…っ。」

わけわからない。


自分でもわからないけど、気がつくとひと粒の涙が頬を伝っていた。

すぅっと流れ落ち、その涙がカードにぽたりと落ちる。


やがて、とどめなく溢れ出す涙を、俺は止められずにそのまま立っていた。

< 472 / 601 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop