ring ring ring
「いつも?作ってるよ、自分で」
「本当に?」
どことなく歯切れが悪い気がした。
「そりゃ、毎日外でってわけにもいかないだろ。どうして」
「だって、冷蔵庫の中、ほとんど空っぽだったから」
「冷蔵庫?開けたの?」
「開けていいって聞いたよ。忠信さん、スマホに夢中になってたけど、一応うんって言ってくれたから」
「冷凍庫は?」
「冷凍庫は、必要ないから開けてない」
「……そう」
忠信さんが、ほっと息をついた。大方、冷凍庫は冷凍食品だらけで、そんなのをわたしに見つかったらうるさく言われるとでも思ったのだろう。自分で作っているなんてエラそうに言っても、結局はそんなものなんだから。
「本当に?」
どことなく歯切れが悪い気がした。
「そりゃ、毎日外でってわけにもいかないだろ。どうして」
「だって、冷蔵庫の中、ほとんど空っぽだったから」
「冷蔵庫?開けたの?」
「開けていいって聞いたよ。忠信さん、スマホに夢中になってたけど、一応うんって言ってくれたから」
「冷凍庫は?」
「冷凍庫は、必要ないから開けてない」
「……そう」
忠信さんが、ほっと息をついた。大方、冷凍庫は冷凍食品だらけで、そんなのをわたしに見つかったらうるさく言われるとでも思ったのだろう。自分で作っているなんてエラそうに言っても、結局はそんなものなんだから。