トナカイ×トナカイ~いちごのケーキ~
山田と書いてサンタさん、が閉めたはずのドアから、

再び冷気が吹き込んできた。

「ふぅ。やーっとソリをはずせたぜ。」

トナカイだ。

「ほんとに自分で外したのか。」

優樹が関心と呆れの混じった声でいう。

「おう。タイムは6分17秒! 

クリスマスまでには6分切るぜ。

これでもおいらは計画的にいきているのだ!」

何と競っているのだろう。
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