トナカイ×トナカイ~いちごのケーキ~
カラン カラン……
かわいい鈴が鳴った。
「だれがおばちゃんだっ! あのガキーっ!」
「あー働いた。
ケーキ作りは肩が凝るなぁ。
……あれ? なに怒ってんだ?」
優樹(ゆうき)が厨房から出てきた。
ケーキのショーケースが割れそうなぐらいの大声にも、
ケーキづくりに集中していると全く気付かないという、
しあわせな体質の持ち主である。
和は、問いに無視して冷たく言った。
「休憩にしましょうか」
かわいい鈴が鳴った。
「だれがおばちゃんだっ! あのガキーっ!」
「あー働いた。
ケーキ作りは肩が凝るなぁ。
……あれ? なに怒ってんだ?」
優樹(ゆうき)が厨房から出てきた。
ケーキのショーケースが割れそうなぐらいの大声にも、
ケーキづくりに集中していると全く気付かないという、
しあわせな体質の持ち主である。
和は、問いに無視して冷たく言った。
「休憩にしましょうか」