トナカイ×トナカイ~いちごのケーキ~
シャンシャンシャン……
鈴の音がだんだん遠ざかっていく夜空を、
長い間、見送っていた。
「また……会えるのかなあ。」
ピンポーン
「配達屋でーっす。ご注文のクリスマスケーキ、お届けにあがりましたあ」
今日は12月25日。
『なんでも配達屋』は大忙しだ。
「はーい、ごくろうさま。」
エプロンをした、お母さんのような人が出てきた。
それにくっついて、ちいさな女の子の姿もあった。
あの日……もう一週間が経ってしまったけれど、
変なトナカイに会った夢をみたあの日、
ケーキ屋ですれ違った子だとわかった。
「ケーキ、ケーキ、わーい、いちごだあ♪
おじちゃん、ありがとー!」
鈴の音がだんだん遠ざかっていく夜空を、
長い間、見送っていた。
「また……会えるのかなあ。」
ピンポーン
「配達屋でーっす。ご注文のクリスマスケーキ、お届けにあがりましたあ」
今日は12月25日。
『なんでも配達屋』は大忙しだ。
「はーい、ごくろうさま。」
エプロンをした、お母さんのような人が出てきた。
それにくっついて、ちいさな女の子の姿もあった。
あの日……もう一週間が経ってしまったけれど、
変なトナカイに会った夢をみたあの日、
ケーキ屋ですれ違った子だとわかった。
「ケーキ、ケーキ、わーい、いちごだあ♪
おじちゃん、ありがとー!」