偽装結婚の行方
長年生きて来たが、女の子に唇を奪われたのはこれが初めてだと思う。男としてどうなんだ、という気持ちもなくはないが、悪い気分ではなかった。というか、すごく良かった。
それを機に、俺の理性は一瞬にして消し飛んでしまった。もう、なるようになれだ。
俺は掛け布団を蹴飛ばし、尚美を下に組み敷き、激しくキスをしながら、彼女の体を愛撫していった。すると尚美の口から甘い吐息と喘ぎ声が漏れだし、そんな尚美がますます可愛くて愛おしく、俺は行為に没頭していった。
激しく、そして甘い行為の後、肩にもたれた尚美の頭を優しく撫でながら、俺は心地良い疲労感を覚えつつ、同時に居た堪れないような罪悪感を感じていた。それはもちろん、尚美にはもうすぐ結婚するであろう恋人がいるわけで、そんな女を抱いてしまった事に対してだ。
「はあー」
思わず溜め息をつくと、尚美が顔を上げて俺の顔を見た。そして、
「どうしたの?」
と、潤んだ瞳で甘えるような声で言った。何も問題がなければ、もう一度したくなる程、妖艶な尚美だった。もちろん、そんな気にはならないのだが……
それを機に、俺の理性は一瞬にして消し飛んでしまった。もう、なるようになれだ。
俺は掛け布団を蹴飛ばし、尚美を下に組み敷き、激しくキスをしながら、彼女の体を愛撫していった。すると尚美の口から甘い吐息と喘ぎ声が漏れだし、そんな尚美がますます可愛くて愛おしく、俺は行為に没頭していった。
激しく、そして甘い行為の後、肩にもたれた尚美の頭を優しく撫でながら、俺は心地良い疲労感を覚えつつ、同時に居た堪れないような罪悪感を感じていた。それはもちろん、尚美にはもうすぐ結婚するであろう恋人がいるわけで、そんな女を抱いてしまった事に対してだ。
「はあー」
思わず溜め息をつくと、尚美が顔を上げて俺の顔を見た。そして、
「どうしたの?」
と、潤んだ瞳で甘えるような声で言った。何も問題がなければ、もう一度したくなる程、妖艶な尚美だった。もちろん、そんな気にはならないのだが……