NAO
―謹慎生活―


家についたのは2時頃だった――…。


部屋のドアを勢いよくあけてベットに飛び込んだ…。

やっぱり家が1番落ち着くな――…。


最近の学校生活は本当に息が苦しかった。


だからこの謹慎という処分は今の私には最高のプレゼントにまで思える。


先生に会えなくなるのはすごく寂しいけど、あゆみや麻衣の顔をみなくていい。

それだけでホッとするんだ。


あとはパパ……。


何て言えばいいんだろ。


一週間も仮病使うわけにもいかずやっぱり何かしら理由がいる――…。






< 114 / 374 >

この作品をシェア

pagetop