NAO


それからパパと夕食を食べさっさと自分の部屋に入りベットに飛び込んだ。


泣いて泣いて泣きまくった。


パパに心配かけないように必死で声を殺して。


私が今日までやってきた事はなんだったの?


こんなに悩んだのはなんだったんだろう…。


あゆみと麻衣の笑い声が頭から消えない。


誰のために頑張ってたんだろう。

涙は止まらずひたすら泣きつづけるんだ。


つらくて、くやしくて、苦しくて、我慢できなくてこんな自分が恥ずかしいんだ………。


私は疲れて眠るまで沸き上がる感情と戦い続けた――…。





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