NAO


私は先生と少し夜の道を散歩する事にした…。


私の家は静かな住宅地で少し歩いたとこに公園がある。


回りは一軒家ばかりで人は夜になるとあまり歩いていないから本当に静かだった。


先生と肩をならべ歩く――…。


「高級なとこに住んでるんだな〜」


「アハハ〜そんな事ないよ〜回りが大きい家ばかりだからそうみえるんだよ〜」

「そうかな〜俺の家とは大違いだな」


「先生は一人暮らしなの?」


「あぁ〜。アパート」


「そっか…先生って彼女いないの?」


「えっ?言ってなかったっけ?いないよ。みんなには内緒。」


先生が笑ってしーっと口に手をあててみる。


なんか嬉しかった。


私だけが知ってる秘密……。





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