NAO
体育の授業の時は無視したくせにカラオケ行こうだなんて本当わかんない。
今だって私が帰るっていえばきっと追っかけてくるはずなのに今日はこない。
何かおかしいんだよね。
今日一日あった事を思い返しながら歩いていると
「長瀬〜!!わりぃ−これ教室の俺の机に置いといてくれないか?」
眞木先生に声をかけられる。
「はっ〜?何で私が?」
「これやるから!ちよっと急いでんだ!」
日誌とミルクティーを私に押し付け必死に手を合わせお願いしてる眞木先生をみるとなんだか可愛くて断れなかった。
私は笑いながら
「わかりました〜じゃあ又ミルクティーおごってね」
「おぅ!何本でもおごってやるから頼んだ〜」
そう言い残し走っていってしまった。
私はまた教室に引き返す事になり、もと来た道を歩く。
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