NAO


どれくらい雨に打たれ私はボーッとしていたんだろう――…。


外はもう真っ暗になって街灯が灯り始めていた。


そろそろ家に帰らなきゃパパも心配しちゃうな。


その時私は自分の荷物がない事に気付く……。


携帯も財布も……。


そういえば私何も持たずに学校から飛び出してきちゃったんだ。


でもこのまま取りに行くわけにも行かず一度家に帰って着替えてから行く事にした――。


パパはもう帰ってきていてずぶ濡れの私を見てかなり驚いたが傘を忘れたと言うと素直に信じていた。


そして私は着替えパパに友達とお茶をすると嘘をつき家をでた――…。








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