NAO


「そっか…なら少しドライブでもするか?この雨の中」


先生は優しく微笑んだ。


私は助手席に乗り込みシートベルトをつけた。


先生の車はすごく綺麗でいい香りがする。


「なるべく近くな」


と教師らしい口調で言い車を発進させた。


運転はすごく丁寧で先生の性格がでているようだった。


10分位して車はとまった。

激しい雨のせいで前も横も見えなかった。


――…カチャン


先生は椅子を少し後に倒しこっちを見る――。








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