NAO


「飯、食った?」


「食べたよ〜。なお、もしかしてまだ?!」


「………」


「おにぎりでも作ってくればよかったな〜ごめんね。」


「アハハ〜大丈夫だよ。帰ってから食べるし」


まっすぐ前を向き運転するなおの横顔にみとれながら私は話す――…。


「なんか俺の顔変か〜?」

「えっ!?ううん!全然!カッコイイよ…。」


「そんな真面目に言うなよ〜」


なおは照れながら…


「…お前もかわいいから…。」


と言ってくれた事私は一生忘れない――…。









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