NAO


「…土田?」


涙は止まる事なくポロポロ零れ落ち土田は机にふさぎ込み泣きだした。


俺は土田の側までいき隣の机に座りそっと土田の頭に手を置いた…。


「土田?そのままでいいから聞いてくれ…。お前とこないだ駅で会った時あるだろ?あの時お前、家に帰っても楽しくないって言ってたけど理由は聞いちゃダメかな〜?」


「………。」


まだ体をヒクヒクさせ泣いている。


「土田…。俺たよりないけど何か力になれるかもしれないから。」


「………。」


「それにもしするなら、言わなかった後悔より言った後悔のがいいだろ?」


土田が顔を上げため息をつき「なおやんには負け。話すよ…」
そしてニッコリと笑った。





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