NAO
本当に楽しい時間は一瞬で…。
時計は3時を指して私達は帰る事にした。
「また、来ような。」
「うん♪絶対ね!」
なおの手を強く握り返した――…。
帰りの車内でなおに
「そういえば、なんで俺と真澄が買い出し係だったわけ?」
と聞かれ私はあゆみや麻衣達のいきさつを話した…。
するとなおからは以外な言葉が返ってきた。
「もし…。真澄に土田や桜庭が言わないって自信があって話してもいいって思ったら話していいよ?」
「えっ…」
「だって…。真澄が話してもいいって思えた時こそ土田や桜庭を本当の友達って認められた時なんじゃないかな…」
その通りだと思った。
だから話せる日がきたらちゃんと話そう…。
私はそう決めた。
でも二人に私達の関係を知られるのはほんの何時間後だなんてこの時は思ってもいなかったんだよね――…。
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