NAO
「真澄〜!なおやんの方行ってみよ〜よ♪さっきからあのグループとばっかいるし…」
「そ、そうだね…」
「なおやんはライバルが多いね〜」
麻衣が真剣な顔で言うからなんだか心が痛むな…。
二人にひっぱられ私はなお達のもとに向かう。
「なおやん♪私達にも火つけてよ〜」
あゆみがわざとらしく言う。
「おぉ〜ゴメン、ゴメン!」
なおと一瞬目が合い笑顔をくれる…。
麻衣が腕をツンツンとする。
「あ〜なおやん、それデジカメじゃ〜ん!」
麻衣がなおのポッケを指を指す。
「あぁ〜準備いいだろ?」
「さすがなおやん!私撮ってあげるよ」
あゆみがウィングをして私を引っ張りなおの方へ押される…。
「えっ…いいよ、あゆみ…」
私は首を横に振るがそんなのお構いなしだ。
なおまで…
「ありがとう土田!撮って〜」
あゆみが後ろへ下がりなおに肩を抱き寄せられた時だった…。
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