NAO


「真澄〜!なおやんの方行ってみよ〜よ♪さっきからあのグループとばっかいるし…」


「そ、そうだね…」


「なおやんはライバルが多いね〜」


麻衣が真剣な顔で言うからなんだか心が痛むな…。


二人にひっぱられ私はなお達のもとに向かう。


「なおやん♪私達にも火つけてよ〜」


あゆみがわざとらしく言う。


「おぉ〜ゴメン、ゴメン!」


なおと一瞬目が合い笑顔をくれる…。


麻衣が腕をツンツンとする。


「あ〜なおやん、それデジカメじゃ〜ん!」


麻衣がなおのポッケを指を指す。


「あぁ〜準備いいだろ?」

「さすがなおやん!私撮ってあげるよ」


あゆみがウィングをして私を引っ張りなおの方へ押される…。


「えっ…いいよ、あゆみ…」


私は首を横に振るがそんなのお構いなしだ。


なおまで…


「ありがとう土田!撮って〜」


あゆみが後ろへ下がりなおに肩を抱き寄せられた時だった…。







< 201 / 374 >

この作品をシェア

pagetop