NAO


「ココ、露天風呂付き客室だから。俺、こーゆうのがよかったんだよ〜」


「無理、無理!!絶対無理だからね!!」


思いっきり首を横に振る。

「何で?いいじゃん?俺と入るの嫌?」


「嫌とかじゃないけど…その、何て言うのかな〜恥ずかしいし…」


「風呂位いいじゃん?真っ裸で入るわけじゃないし、タオル巻いて入ればいいんだから」


「そ、そっか…」


私は本当何考えてるんだろう。


そうだよ、タオル巻いて入ればいいんだしね――…。

なんとか緊張を押さえいい時間になるまで旅館の近くにある街を歩き、見物などもして時間を過ごし旅館へと戻った。





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