NAO


「…うん…。」


「今すぐっていうわけにはいかないけどお前が卒業して落ち着いたら俺と結婚してほしい…。」


下を向いてたいた顔を上げた。


「えっ…本当に………。」

「あぁ…。だからちゃんと卒業するんだぞ?すねて荒れてんじゃないぞ〜」


「……ぅん。ありがとう…。」


なおはこの間一生懸命考えてくれていたのに私は何も考えないで遊びまくってた自分が恥ずかしくなってきた。


「はいこれ…。」


と手にだされたのは指輪だった…。


「なお…〜ありがとう!」

嬉しすぎて涙がとまらなかった。


「泣くなよ〜」


と言って頭をくしゃくしゃにされる。


今までいっぱい色々あっただけに涙が止まらなかったんだ…――。






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