NAO
―戻らない時間―
あれから思っているように勉強も進まず補修を受ける毎日が続き追試が近づいていた。
それと同時に最後の授業もだんだん迎えていき、ついになおの授業も来た。
なおは最後の授業と繰り返しそして最後に『ついてきてくれてありがとう』と言う。
でも私は不安で仕方ないよ。
本当にこれが最後の授業になってくれるんだろうか…。
自分の努力次第ではあるんだろうけど笑って話してるなおの顔なんて見れなくて話してる間私はずっと下を向いていた…――。
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