NAO

なおの連絡だけは自然と携帯に手がのびた。


「もしもし…。」


「遅くにゴメンな。」


時計を見ると11時だった。

「どしたの?」


「今公園の前にいるから来てほしい…」


「わかった…」


いつもなら私の予定を聞いてくれるのにもう公園にいると言うなおはなんだか強引…。


そんななおを不思議に思いながらも私は公園へ急いだ…――。






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