NAO

大丈夫なわけないよ…。


今なおが言った事はきっと私に向けられた言葉…。


さっき私を見つめていた理由が少し解った気がする。


なおの気持ちは嬉しいけど居なくなるなんてどん底に落とされた気分だよ。



なんでアメリカになんか言っちゃうの。


なんでいなくなっちゃうの……。


なんでそうやって私から離れていこうとするの…


お願いだから一人にしないでよ……!!


私の前から消えたりしないで!!


「ぁぁ〜〜ッ…!!」


そのまま泣き叫び体育館の床に座り込んだ。


みんな驚き一気にザワザワしだす。


ただ好きというだけで通じ合え想い合っただけなのに何でこんな現実が待ってるんだろう。


その時――…。







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