NAO

なぁ真澄…


俺はお前の留年を先に知ってたんだ。


その日からひどく悩んだ。

俺のせいだろうって。


もう少ししっかり側で支える事ができていならそんな風にはならなかっかしこんなつらい想いをさせなくてすんだ。


それに真澄は俺といる事を選び同時に夢も諦めたよな?


正直重たかった。


夢をのけてまで一緒にいるほど立派な男じゃないし夢だけは叶えてほしかった。

俺がいなかったらきっと進んでた道を俺がいる事でその道を封鎖してしまった。

その結果どんどん真澄をダメにしてしまった。


恋愛にはいろんな形があるけど俺は真澄に出会い恋をした。


こんなにたくさんいる人の中からたった一人を選びたった一人に恋をした。


自信を持って言える。


世界で1番愛してたと。いや今も愛していると……。

だからこそ別れを選んだ。




< 356 / 374 >

この作品をシェア

pagetop