NAO


「もぉ〜!!なお〜そんな顔しないでよ〜私のがつらいんだよ?なおがふったくせに〜」


わざと笑顔を作ってなるべくおどけて言ってみた。


「そうだな…。ゴメン」


「謝んないでよ〜謝る位なら付き合ってって感じだよ〜アハハ」


冗談っぽく言ってみる。


するとなおもようやく笑顔が戻ってきた。


「なお…。一つ聞いていい?何でアメリカ行き決めたの?」


「夢。」


「夢?」


「俺の昔からの夢だったんだ。ダンスしたいって。あんまり話してなかったけど。」


「そうだったんだ。それだけが理由?」


なおが驚いた顔した。





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