NAO


長い沈黙を破ったのは先生だった。


「なぁ長瀬?おせっかい教師でも何でも思われていい…。思われていいから俺、お前の力になれないか?俺はお前が楽しく生活してるとは思えない。何か抱えてる…」


何でこの人には私の気持ちが見えたんだろう。


いつもなら他人のこんな言葉なんて私なら本当おっせかいって思っただろう…。

でも先生にはすべて話してもいいと思えたの。



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