NAO


「あっ!!真澄ちゃん。来てくれてありがとう。じゃあホテル行こうか…」


一度会った事のあるおじさんに声をかけられホテルにむかう――…。


ダメ、ダメ、ダメ…。


心が叫ぶ。


苦しくて私はホテルの前で足がとまった。


「どしたんだい?早く入ろう」


おじさんに手をひっぱられる――…。


「ヤダ!!はなして!!」




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