NAO


ファミレスなんて何年ぶりだろうか?


「何名さまでしょうか?」

「二人です」


「ではこちらへどうぞ」


俺らは案内された席へと座る――。


「長瀬ちょっと待ってて。俺、親御さんに連絡してくるから」


「い、いいよ。大丈夫だよ」


「ダ〜メ〜だ。俺が大丈夫じゃない。だから少しまってろよ」


俺は外にでて長瀬の自宅に電話をする――。






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