巨人
4 柿江
三日が経過した。
柿江の消息も不明だった。
赤ん坊に被害届は出ていなかった。誘拐の可能性が少なくなってきた。柿江は本当に赤ん坊を拾ってきたのかもしれない。
と、茎雄は思えてきた。
誘拐となると重罪になるが、捨て子なら罪にさえ問われないかもしれない。それに二人の子として、育てていけるかもしれない。
絶望的だったが、少し希望の光が見えてきたように感じた。
その時、玄関で物音がした。
茎雄は行った。
「あっ?」
茎雄は呆然とした。
柿江の消息も不明だった。
赤ん坊に被害届は出ていなかった。誘拐の可能性が少なくなってきた。柿江は本当に赤ん坊を拾ってきたのかもしれない。
と、茎雄は思えてきた。
誘拐となると重罪になるが、捨て子なら罪にさえ問われないかもしれない。それに二人の子として、育てていけるかもしれない。
絶望的だったが、少し希望の光が見えてきたように感じた。
その時、玄関で物音がした。
茎雄は行った。
「あっ?」
茎雄は呆然とした。