巨人
5 柿雄
茎雄は深く眠れなかった。
「あなた……」
と、柿江も朝早く起きてきた。
茎雄はうなずいた。
「あいつは?」
「まだ、寝ているわ」
「そうか」
「で、どうするの?」
「あの子を育てるにしても、まずは警察に行こう。それで二人で育てられるのなら、育てよう」
「あなた……」
柿江の目には涙が浮かんでいた。
「あなた……」
と、柿江も朝早く起きてきた。
茎雄はうなずいた。
「あいつは?」
「まだ、寝ているわ」
「そうか」
「で、どうするの?」
「あの子を育てるにしても、まずは警察に行こう。それで二人で育てられるのなら、育てよう」
「あなた……」
柿江の目には涙が浮かんでいた。