その結婚、取扱い注意!
「もうやめてって言っても、やめてやらない」
「みな――っんぅ……」

唇が重なりすぐに熱い舌が口内に入り込んでくる。

いつもよりも強引なキスに翻弄されているうちにいつの間にかベッドに押し倒されていて、パジャマのボタンも外され、すでに尖りを見せている頂や膨らみを弄ばれていた。

「あっんっ……」

甘い声は吐息とまじり、湊の腕の中で快楽に酔いしれる。

身体のいたるところに口づけられていると、甘い疼きが芽生える。

早く一つになりたい。

「湊……」

私から湊を求めると口の端を上げて笑う。

「だめ。まだだよ」

そう言うと、私の一番敏感になった蕾を唇で吸いあげる。

「ああン……や……だ、ダメ……」
「だめ? 今欲しがっていたのに、口と身体で違うことを言うんだ?」

湊は楽しげに笑い、執拗に敏感な蕾を虐めてくる。

そう、これは虐めると言った言葉がぴったり。

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