その結婚、取扱い注意!
箱の中身は外国の有名なブランドの黒のムートンブーツだった。
サイドにボタンが付いており、シンプル過ぎずに可愛い。
とても暖かそうで活躍するに違いない。
さっそく足を入れて、湊の元へ行く。
「湊! ありがとう! すごく可愛い」
「そうか? 喜んでもらえて良かった。でもそれだけじゃないんだけど。どっちかって言うと、ブーツがサブでメインは……」
湊がクリスマスツリーに残された四角い箱に視線を動かす。
その隣には私が用意した湊へのクリスマスプレゼントがある。
「えっ!?」
開けてみると、ペンダントトップに花を模ったルビーのネックレスだった。
とてもキレイでお礼を言うのも忘れて見入っていると、玄関のインターホンが鳴った。
玄関ってことは美里ママ? 来るって言ったけれど早い気がする。
モニターで確認した湊が玄関の鍵を開けに行ってくれていた。
腰を左右に揺らすようにして入ってきた美里ママはテーブルを見て「あらっ?」というような顔になる。
「病人食じゃなぁ~い。どうしたの?」
「湊が風邪気味で」
「そうだったのぉ~」
「ずいぶん早いじゃないか」
美里ママの後ろにいた湊はさっそくの嫌味。
サイドにボタンが付いており、シンプル過ぎずに可愛い。
とても暖かそうで活躍するに違いない。
さっそく足を入れて、湊の元へ行く。
「湊! ありがとう! すごく可愛い」
「そうか? 喜んでもらえて良かった。でもそれだけじゃないんだけど。どっちかって言うと、ブーツがサブでメインは……」
湊がクリスマスツリーに残された四角い箱に視線を動かす。
その隣には私が用意した湊へのクリスマスプレゼントがある。
「えっ!?」
開けてみると、ペンダントトップに花を模ったルビーのネックレスだった。
とてもキレイでお礼を言うのも忘れて見入っていると、玄関のインターホンが鳴った。
玄関ってことは美里ママ? 来るって言ったけれど早い気がする。
モニターで確認した湊が玄関の鍵を開けに行ってくれていた。
腰を左右に揺らすようにして入ってきた美里ママはテーブルを見て「あらっ?」というような顔になる。
「病人食じゃなぁ~い。どうしたの?」
「湊が風邪気味で」
「そうだったのぉ~」
「ずいぶん早いじゃないか」
美里ママの後ろにいた湊はさっそくの嫌味。