その結婚、取扱い注意!
帯を外していると、湊が戻ってきた。
ボストンバッグの中から、しわにならない素材のチョコレート色のワンピースを出してくれる。
「これでいいか?」
「うん。ありがとう」
大島紬を脱いで肌襦袢に手をかけた時、ベッドに腰を下ろした湊が見ていることに気づく。
「湊、顔は向こうね」
「夫婦なんだから別に見ていたっていいだろ」
「着替えるところを見られるのは恥ずかしいの」
肌襦袢の下は着物用の肌着。
「ほら、脱げよ」
うわっ、脱げよって……。
またまた色気のある声で紡がれて、肌襦袢を両手で持ったまま固まる。
「ミミ?」
湊はおもむろに立ち上がり、私の前に立つ。
「な、なにをするの?」
「世話してやるよ」
「い、いい! 湊にお世話されなくても一人で着替えられるから」
元旦早々、なにを言ってるんだか。
私の拒絶を湊は無視して、肌襦袢をバッと肌蹴させ腕からするっと脱がす。
「その下にまだ着てたのか」
ガーゼ素材の肌着に湊が顔をしかめる。
「もうっ! なに言ってるのっ」
肌襦袢の下は裸だと思っていたよう。
ボストンバッグの中から、しわにならない素材のチョコレート色のワンピースを出してくれる。
「これでいいか?」
「うん。ありがとう」
大島紬を脱いで肌襦袢に手をかけた時、ベッドに腰を下ろした湊が見ていることに気づく。
「湊、顔は向こうね」
「夫婦なんだから別に見ていたっていいだろ」
「着替えるところを見られるのは恥ずかしいの」
肌襦袢の下は着物用の肌着。
「ほら、脱げよ」
うわっ、脱げよって……。
またまた色気のある声で紡がれて、肌襦袢を両手で持ったまま固まる。
「ミミ?」
湊はおもむろに立ち上がり、私の前に立つ。
「な、なにをするの?」
「世話してやるよ」
「い、いい! 湊にお世話されなくても一人で着替えられるから」
元旦早々、なにを言ってるんだか。
私の拒絶を湊は無視して、肌襦袢をバッと肌蹴させ腕からするっと脱がす。
「その下にまだ着てたのか」
ガーゼ素材の肌着に湊が顔をしかめる。
「もうっ! なに言ってるのっ」
肌襦袢の下は裸だと思っていたよう。