その結婚、取扱い注意!
数日が経ち、だいぶ立ち直ってきた私はいつもの家事をこなしていた。
ふたりきりだからそれほど汚れないし、午前中の早いうちに家事は終わってしまう。
コーヒーを淹れてソファに座った途端、美里ママからの電話が鳴る。
「美里ママ」
『ミミちゃ~ん、おはようぉ、今日ねぇ、ゴールデンタイムにおネエのドタバタなんたらかんたらって言うのテレビでやるのぉ。絶対に見てね~』
「ええっ! 美里ママ、テレビに出たんですかっ?」
『そうなのよ~ 撮ったのは去年の11月なんだけどねぇ。明菜ちゃんとキララちゃんも出るからぁ』
「わっ、それは楽しみです」
美里ママは知らせると、ちょっと出かけてくるわね~と言って電話を終わらせた。
スマホをテーブルに置いて、その横にある新聞のテレビ欄に目を通す。
「あった!」
19時からの2時間番組だ。
すごく楽しみっ。そうだ! 録画予約しておかなきゃ!
湊はその時間には帰って来られるかわからないし。
新聞を畳んでいると、タグホイヤーの腕時計が無造作にテーブルの上に置かれていることに気づいた。
「あれ? 湊ったらまた忘れている」
手袋などの小物同様、時計もよく忘れていくアイテム。
スマホで時間が確認できるから、よけいになくても気にしないみたい。
でも、どこに置き忘れたのか覚えていないはずだから電話がかかってくるかも。
そう思案していると、案の定お昼過ぎてから湊から電話が来た。
ふたりきりだからそれほど汚れないし、午前中の早いうちに家事は終わってしまう。
コーヒーを淹れてソファに座った途端、美里ママからの電話が鳴る。
「美里ママ」
『ミミちゃ~ん、おはようぉ、今日ねぇ、ゴールデンタイムにおネエのドタバタなんたらかんたらって言うのテレビでやるのぉ。絶対に見てね~』
「ええっ! 美里ママ、テレビに出たんですかっ?」
『そうなのよ~ 撮ったのは去年の11月なんだけどねぇ。明菜ちゃんとキララちゃんも出るからぁ』
「わっ、それは楽しみです」
美里ママは知らせると、ちょっと出かけてくるわね~と言って電話を終わらせた。
スマホをテーブルに置いて、その横にある新聞のテレビ欄に目を通す。
「あった!」
19時からの2時間番組だ。
すごく楽しみっ。そうだ! 録画予約しておかなきゃ!
湊はその時間には帰って来られるかわからないし。
新聞を畳んでいると、タグホイヤーの腕時計が無造作にテーブルの上に置かれていることに気づいた。
「あれ? 湊ったらまた忘れている」
手袋などの小物同様、時計もよく忘れていくアイテム。
スマホで時間が確認できるから、よけいになくても気にしないみたい。
でも、どこに置き忘れたのか覚えていないはずだから電話がかかってくるかも。
そう思案していると、案の定お昼過ぎてから湊から電話が来た。