その結婚、取扱い注意!
夕食の後片付けをしている間、湊は先にお風呂へ。
ちょうどお風呂から上がってくると、美里ママが出演する番組を録画していたことを思い出した。
「湊、さっき録画したんだけど、美里ママと明菜さんとキララさんが出たテレビ番組があるの。見る?」
「あ、ごめん。まだ仕事が残ってるんだ。明日――はだめか、明後日一緒に見よう」
「そっか。仕事忙しいんだ」
「まあな。こっちに戻ってからトレーダーだけじゃなくて管理部門も業務内容に組み込まれたからな。あ、電話鳴ってるぞ」
エプロンのポケットに入っているスマホが鳴っていた。
「あ、うん」
エプロンからスマホを取り出して着信を見ると、美里ママからだった。
今、仕事中だよね?
「美里ママ?」
リビングを出かけた湊は足を止めて戻ってきた。
『ミミちゃ~ん、テレビ見たぁ~?』
ちょっと焦った声の美里ママに私は首を傾げて湊を見る。
「まだですけど……?」
『ほんとにぃ~? 絶対に見ちゃだめよ~!』
今朝は見てと言っていたのに、今はダメ……更に私の首は傾く。
「どうしたんですか?」
『もうねぇ~ 酷いのよ~ もうお店に出られないわ~っ』
美里ママの泣きそうな声。
ちょうどお風呂から上がってくると、美里ママが出演する番組を録画していたことを思い出した。
「湊、さっき録画したんだけど、美里ママと明菜さんとキララさんが出たテレビ番組があるの。見る?」
「あ、ごめん。まだ仕事が残ってるんだ。明日――はだめか、明後日一緒に見よう」
「そっか。仕事忙しいんだ」
「まあな。こっちに戻ってからトレーダーだけじゃなくて管理部門も業務内容に組み込まれたからな。あ、電話鳴ってるぞ」
エプロンのポケットに入っているスマホが鳴っていた。
「あ、うん」
エプロンからスマホを取り出して着信を見ると、美里ママからだった。
今、仕事中だよね?
「美里ママ?」
リビングを出かけた湊は足を止めて戻ってきた。
『ミミちゃ~ん、テレビ見たぁ~?』
ちょっと焦った声の美里ママに私は首を傾げて湊を見る。
「まだですけど……?」
『ほんとにぃ~? 絶対に見ちゃだめよ~!』
今朝は見てと言っていたのに、今はダメ……更に私の首は傾く。
「どうしたんですか?」
『もうねぇ~ 酷いのよ~ もうお店に出られないわ~っ』
美里ママの泣きそうな声。